店頭でのお客様の本人確認について
マネーロンダリングやテロ資金その他の犯罪収益の移転防止に係る国際的な対策強化の動向を踏まえ、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」が2007年3月に制定され、従来の金融機関だけでなく幅広い業種が対象となりました。今回の法律の制定により貴金属商、宝石商においても2008年3月1日よりお客様の本人確認、取引記録の保存などが義務づけられることになりました。それに伴い当社カワノ・クォークでは、200万円を超える現金での貴金属・宝石の売買の際にご本人確認を実施させていただきますのでご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
１．今回の法律における貴金属商・宝石商の遵守義務
２００万円を超える現金での貴金属、貴金属製品及び宝石の売買について下記事項が義務づけられました。
- お客様の本人確認
個人のお客様の場合：氏名、住所、生年月日
法人のお客様の場合：法人名、会社所在地、実質的支配者（25%超の議決権を有する者） - ご職業の確認［法人のお客様の場合は事業内容の確認］
- 売買目的の確認
- お客様の本人確認記録および取引記録の作成と保存
- 疑わしい取引の行政庁への届出
２．お客様ご本人の確認
法律により２００万円を超える現金での売買取引の場合、お客様の本人確認を実施させていただきます。ご来店の際は、必ずご本人確認書類をご持参ください。
（１）個人のお客様の場合
運転免許証などの写真付き「本人確認書類」の提示を受けて、お客様の本人特定事項である氏名・住所および生年月日の確認を行います。
（２）お客様が代理人を利用した取引を行う場合
お客様ご本人と実際に取引される方（代理人）双方の本人確認を行います。
取引される方が代理人の場合、委任状の確認もさせていただきます。
（３）法人のお客様場合
法人の登記簿謄本等の提示を受けて、その法人の名称および本店または主たる事務所の所在地の確認を行うとともに、その法人に係わる取引を行う人（代表者及び担当者等）についても、本人確認書類の提示を受けて、その代表者等の本人確認を併せて行います。
（４）お客様が法人格を有していない場合
お客様が、国や地方公共団体、人格のない社団・財団の場合については、その組織を証明する公的書類がありませんので、取引を行う人（代表者等）について本人確認書類の提示を受けて本人確認を行います。
３．ご本人確認書類の提示方法
店頭で原本を直接提示していただくことによってお客様の本人確認を行います。
（１）個人のお客様の本人確認書類
お客様が、国や地方公共団体、人格のない社団・財団の場合については、その組織を証明する公的書類がありませんので、取引を行う人（代表者等）について本人確認書類の提示を受けて本人確認を行います。
（２）法人のお客様の本人確認書類
登録事項証明書、 印鑑登録証明書、官公庁から発行・発給された書類
（注１）法人の代表者や担当者がご来店された場合ご来店された方の氏名、住所および生年月日についても確認させていただきます。この場合の書類は「個人のお客様の場合」を参照にしてください。
４．本人確認記録および取引記録の作成と保存
当社各店舗では、本人確認を行った場合および２００万円を超えるお取引を行った場合には、所定事項の本人確認記録および取引記録を作成する必要があります。各々の記録は、取引が終了した日から７年間保存することが義務づけられています。
５．疑わしい取引の届出
貴金属等の売買における疑わしい取引については、その業種を所管する行政庁の参考事例に照らし合わせて、その行政庁へ届出を行う必要があります。なお、貴金属商、宝石商の場合、経済産業省となります。詳しくは、各省庁のHPをご覧ください。
以上
